【世界の有名紅茶の茶葉の種類】特徴やおすすめの飲み方とは

【世界の有名紅茶の茶葉の種類】特徴やおすすめの飲み方とは

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こんにちは。Akashcafeです。ようやく9月に入り、日差しが少しずつ落ち着いてきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか?

今回は世界の紅茶の茶葉についてご紹介します。紅茶にはストレートティー、チャイ、フレーバーティー、ハーブティーなど実に様々な飲み方のバリエーションがあります。

茶葉の世界三大銘茶として有名なのは、インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「キーマン」ですが、茶葉それぞの特徴や、ストレート、ミルク、チャイなど、どういう風に飲めば、一番美味しいの?とショップでも、お客様にご質問をいただく機会があります。

そこでそれぞれの茶葉について、おすすめの飲み方を交えながら、詳しくご紹介していきたいと思います。

茶は全て同じ茶葉から誕生する

以前ブログで、茶葉についてご説明しましたが、全ての茶葉は「カメリアシネンシス」というツバキ科の茶の樹から採取されます。

この樹に茂る葉を乾燥、発酵させて作られるものが、製造段階で緑茶、ウーロン茶、紅茶などに変化します。

若くフレッシュな味わいの緑茶が更に発酵し、成分に含まれカテキン(タンニン)が酸化することで、赤みとコクが増したウーロン茶になり、更に発酵を重ねて、香り豊かな紅茶が誕生します。

発酵の順でご説明すると、 緑茶(不発酵茶)→ウーロン茶(半発酵茶)→紅茶(完全発酵茶)となります。

参照:サントリー

紅茶の代表的な生産国とは

紅茶

紅茶の茶葉は、標高の高い寒冷地で栽培されるものは香りが良いとされ、低地の日差しが強い土地で収穫されたものは、味に優れるといわれています。

紅茶の最大の生産国はインドで、次いで、スリランカ、ケニア、トルコ、インドネシアなどが主要な生産地となります。

最近では中近東での低地産の紅茶の生産量が増え、渋みのある味が人気を集めています。

日本のブランド紅茶

日本国内においても、紅茶茶葉が栽培され、「和紅茶」として、その柔らかい口当たりが人気を集めています。

主なブランド紅茶としての産地は、静岡県、長野県、三重県、島根県、沖縄県など、全国18か所以上で国産紅茶が作られています。

世界の紅茶茶葉の種類と特徴 おすすめの飲み方

世界の茶葉の種類

それでは、世界の代表的な紅茶茶葉の種類と特徴、おすすめの飲み方について、ご紹介していきましょう。

アッサム Assam 

アッサム

原産国

インド アッサム地方

特徴

煮出すと濃い茶褐色でコクが強く、ナッツや土のような強いモルトな風味がある。

チャイ用にCTC(Crush Tear Curl )という、細かく丸め、粒状に加工された紅茶茶葉としても多く流通している。

インド国内での消費量が高く、チャイにしばしば使用されている。

アッサムは、インドの全体の紅茶生産量の約56%を占め、年間4億kg以上の茶葉が生産される。

おすすめの飲み方

朝食用に。味に深みがあることからミルクティーやチャイがおすすめ。

たっぷりのミルクと砂糖と一緒に飲むのが一番美味しく味わえる。

Akashcafeのチャイにはこの、アッサム茶葉が多く使用されています。

ダージリン Darjeeling

ダージリン

原産国

インド ダージリン、カリンポン地方

特徴

煮出すと豊かな琥珀色で、[紅茶のシャンパン」との呼び名もある。花や果実に似た、フレッシュで繊細な香りがある。

発酵度が低く、苦みがあまりく、タンニンが豊富。その有名さから、偽装表示などが問題視され、生産量の5倍ほどの「ダージリン・ティー」が世に出回っているとも言われている。

まろやか、滑らか、丸み、繊細、成熟、甘み、フレッシュ、ドライ、さわやかな印象を与える、世界で最も有名で愛されている五感で味わえる紅茶。

おすすめの飲み方

90℃から95℃の熱湯で、4分程蒸らすと美味しい。「独特なマスカットのような味」を堪能するには、ストレートの無糖か、少量の砂糖と共に味わうのがおすすめ。

ウバ Uva

ウバ

原産国

スリランカ ウバ州

特徴

煮出すと銅色のものや、「ゴールデンリング」とも呼ばれるカップの水面に金色の輪ができる色鮮やかな紅茶。最も標高の高い地域で栽培されている。

香りと風味がしっかりとして、バランスの良い渋さのある深い味わいと、特徴的なバラ花のような鮮やかな香りがある。

刺激的で強烈な味わいは好みも分かれるが、より紅茶の香りを楽しみたいという人におすすめ。

おすすめの飲み方

上級種は香りを楽しめるストレートティーとして、一般種はミルクティーがおすすめ。

セイロン Ceylon

セイロン

原産国

スリランカ(セイロンはスリランカ国の紅茶の登録商標)

特徴

スリランカで生産される紅茶の総称を指す。 フレッシュで爽やかな風味と、高い抗酸化物質含有量を持つ。

1972年までスリランカはセイロンという国名であった。世界の茶の10%の生産量で96%が世界に、7,000トンを日本に輸出している。

ほのかな柑橘系のフレッシュな香りが人気の茶葉。生産される標高で、香りや渋み、味わいが変わるので、「ウバ産」、「キャンディ産」などの生産地域名で呼ばれることも多い。

1,200M~2,000Mの高地で生産されるものを、ハイグロウンティーと呼び、深いコクと渋み、強い香りの茶葉ができる。産地には、ウバ、ヌワラエリア、ディンブラ、ウダプッセラワなどがある。

600M~1,200Mの中地で生産されるものを、ミディアムグロウンティーと呼び、バランスが良く、癖がなく飲みやすい茶葉ができる。

産地には、キャンディがある。 600M以下の低地で生産されるものを、ローグロウンティーと呼び、濃厚なコクと程よい甘みがあり、口当たりの良い茶葉ができる。産地には、ルフナ、サバラガムワなどがある。

おすすめの飲み方

癖が少ない茶葉で色々なアレンジを楽しめる。ストレート、ミルク、オレンジやいちごを浮かべたフルーツティーなど。

ゆっくりリラックスしたい時ははちみつやジャムを入れるのもおすすめ。

キーマン Keemun (キームン、キーモン、きもん、祁門)

キーマン

原産国

中国 安徽省祁門県

特徴

煮出すと艶のある鮮やかな赤から黒色をしている。高級なものは美しい黄金色で「紅茶のブルゴーニュ酒」と称される。

上質な茶葉は良く締まっていて、5分以上ゆっくり時間を掛けて蒸らすと美味しい。穏やかで柔らかな味わいと、蘭の花の香りに似た香りと、ほのかな甘みのある茶葉。

「安徽省祁門製茶工場」という、最高の祁門紅茶を作り続けてきた会社が2005年に閉鎖して以来、祁門紅茶の品質は著しく低下し、逆に上質な茶葉の価格は異常な値で取引されている。

おすすめの飲み方

豊潤な香り、甘み、味を堪能できる、ストレートがおすすめ。

ほんのり甘みがあるので、砂糖なしで飲むのが一番美味しい。

ニルギリ Nilgiri

ニルギリ

原産国

インド  ニーラギリ地方

特徴

煮出すと明るく濃い橙色をしている。

セイロンに似た優雅で穏やかな、柑橘系のような香りと渋みがある。「紅茶のブルーマウンテン」とも呼ばれる。

CTC製法が一般的で、大部分がインド国内で消費される。フルーティーでスパイシーな味わい。

おすすめの飲み方

爽やかで、ほのかは甘みがあり、渋みの少ない味わいの茶葉はミルクティー、チャイ、スパイスティー、レモンティーやフルーツティーなどアレンジしやすい。

ケニア Kenya

ケニア

原産国

ケニア

特徴

煮出すと琥珀色の茶色がかった色をしている。爽やかで癖のないマイルドな味わいがある。

ほとんどがCTC製法で作られる。ケニアで茶葉が生産され出したのは20世紀からと新しく、現在ではインドに次ぐ生産量がある。

ブレンド用に用いられることが多く、値段もリーズナブル。

おすすめの飲み方

ミルクティーやチャイなど、フルボディーの味わいがありつつ、マイルドで程よい渋みが強い茶葉なのでスパイスとの相性もよい。

【フレーバーティー・ブレンドティー】

アールグレイ  Earl Grey

使用茶葉

キーマン・セイロン・ダージリンなど

特徴

柑橘系のベルガモットで香りを付けた紅茶。「グレイ伯爵」が由来。

おすすめの飲み方

ストレート、特にアイスティーにすると香りが引き立ちとても美味しい。

ミルクティーにすると、マイルドな味わいになる。

イングリッシュブレックファースト English breakfast

使用茶葉

アッサム、セイロン、ケニア、キーマンなど

おすすめの飲み方

ミルクティーが一番おすすめ。風味や香り、コクが濃厚でミルクや砂糖と共に楽しめるようにブレンドされている。

まとめ

今回は世界の代表的な紅茶茶葉について、それぞれの特徴や、おすすめの飲み方をご紹介しました。

紅茶は日本を含め、現在様々な国で栽培・生産されています。

健康的にもとても効果があることが、世界中の研究機関で証明されている「茶」の中でも、紅茶はストレート、フレーバー、チャイなど実に沢山の楽しみ方ができ、ご自身のその日の体調や気分にマッチした飲み方ができる素晴らしい飲み物です。

紅茶茶葉の種類はとても沢山ありますし、原産国、紅茶会社によっても味わいが異なりますので、ご自身のお気に入りを見つけて、毎日の生活の安らぎのブレイクタイムを色々な飲み方のアレンジと共に堪能してみてはいかがでしょうか?

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参照:Wikipedia